ねえ 誰より

穏便派厄介オタクの独り言

二階堂くんを好きになった話

不穏なタイトルの記事しかないのも如何なものかと思って、幸せな思い出も書き留めておこうと思います。いつの間にか二階堂担になっていた、曖昧なあの頃の気持ちの記憶の振り返り。

 

二階堂くんを好きになったのとキスマイを好きになったのでは、後者が先。

そもそもキスマイの存在を知ったのは2009年のこと。

2008年『真夜中のシャドーボーイ』のTVパフォーマンスを観て突如Hey! Say! JUMPに堕ち、私は小学生にしてジャニーズ沼の入口に立ちました。

デビュー組を好きになれば彼らの過去を知りたくなる。彼らのJr.時代の情報を集める。まだ活動を続けているJr.の情報も自然に集まる。バックについている現役のJr.もどんどん覚える。……このような流れで事務所の策略にまんまと乗ったオタクは多いと思うけど、私もその1人。すでに現メンバーで成立しておりオリジナル曲も持っていたおかげで、キスマイを覚えるのはとても早かった。第一印象は「ユニット名読めねぇ……!!

とはいえ知ったからといって熱を上げる事はしばらくなく、少クラとドル誌でちらと観る程度。爽やかで若々しいJUMPや優美愛を追いかけていた小学生の私にとって、ギラギラした彼らは少し怖かった。

しかし、ある冬の日に突然転機が訪れる。知り合いからキスマイ3rdの同行のお誘いが来たのだ。人生初のコンサートと生ジャニーズに大興奮し、参戦を即決。

ちなみに当時のメンバーの印象は

  • 北山くん…顔が1番タイプ!可愛い最年長
  • 千賀くん…顔が濃い。語りラップするダンスがうまいひと。ノリが陽気
  • 宮田くん…アニメオタク。鼻でかいじられキャラ
  • 横尾くん…なんか1番好き♡
  • 藤ヶ谷くん…髪の毛どうなってんの
  • 玉森くん…ごくせんの人。金髪こわい
  • 二階堂くん…特に無し。強いて言うなら怖い。名前がゴツい。

だったから、コンサート中は横尾くんばかり目で追っていた覚えがある。二階堂くんに関してはMCでマカオバンジーの話をしてた記憶しかない。二階堂担になるとはまさか思いもしなかったよ……。

しかも、コンサート後は『SADISTIC LOVE』のパフォーマンスの衝撃を引きずったのと『美咲ナンバーワン!!』の放送もあって、なんだかんだ藤ヶ谷くんに1番ハマった。しかし千賀くんもいいな~横尾くんもいいな~とかなりフラフラしていた。特に担当を名乗ってはなかった。というかキスマイという存在全体に衝撃を受けていてそれどころではなかった。

彼らからは、オトナの魅力と背徳の匂いがした。当時学級委員とかやっちゃうタイプの生真面目優等生だった私にとっては、とてもじゃないけど足を踏み入れてはいけない領域に感じられた。彼ら自身がギラギラなのは勿論のこと、ファンもキラッキラのお姉様が多くビビっていた。けれども踏み入れてしまった。ズブズブと。そんな背徳的なグループを好きになってしまう自分に新しい面を発見したような感じがした。彼らの存在自体はもちろん、彼らを好きでいること自体が刺激的で、更にズブズブと浸かった。

このようにキスマイという存在自体に中毒性を感じているうちに、気付いたら二階堂担だった。マジで。我ながらビックリ。最初いちばん印象薄かったのに!

正確な時期は思い出せないし、多分明確なキッカケはない。 ただ、デビュー日にキスショで二階堂盤だけちゃっかり手に入れていることから考えると、予約段階の7月頃には既に二階堂くんを推している自覚があったんだと思う。少クラの過去映像やJUMP目当てで購入し所有していたドル誌、写真集、滝CHANNELなどを見ているうちに、息をするように自然に二階堂くんを好きになってた。自然に。

そんな曖昧な入口だったけれど、しなやかなダンスと歌声に惚れた部分は大きいことは自覚してる。インタビュー記事を読んでいるだけでは「ヤンチャな悪ガキ」ポジションであることくらいしか分からなかったけど、パフォーマンス映像をしっかり観るようになってめちゃくちゃデキるタイプのひとでは……!?と気付いてしまったので。当時は無自覚だったけど、今振り返ると心の片隅でそっと応援しているJr.にはダンスや曲中の自分の魅せ方が上手い子が多いから、多分二階堂くんに関してもこの点は私の中にかなり刺さったんだと思う。

そして、ワルぶってるのに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるとこ、格好つけてるのに見せる笑顔が可愛いとこ、大人びようとしているのにヤンチャで寂しがり屋で時にこどもっぽいとこ、どことなく不安定に見えるのに舞台度胸はしっかりあるとこ……!多くの人間はいくつもの側面があって所謂"ギャップ"というものを持っているけど、二階堂くんに関してはそれがわかりやすく私のツボだった。アイドルらしからぬ要素を沢山持ち合わせつつ、幼い頃から染み付いたアイドルという職業を全うする(?)その姿に今でも新鮮なときめきを覚える。

あとやっぱりキスマイを好きになることに刺激を感じていたのと同じように、二階堂くんを好きになることに刺激を感じたのだと思う。リアルタイムでは観てないけど、気だるげにしていた時代(本人曰く闇の時代)も何となく知ってたから、「あ〜これ絶対学校行事とかで真面目にやるのダセェみたいなタイプだわ~私が嫌いなタイプだわ~」と思ってた。思ってたからこそ、現実では絶対好きにならないような人をアイドルとして好きでいられることに新鮮な気持ちを抱いて楽しかった?

 

そんなこんなで私は、「デビュー前の二階堂くんの方が好きだった~とか言うのも歴浅くておこがましい……でもデビュー後の元気爆発キャラのにかちゃんに惚れたとも言えないような……うーん」と思わず悩むような微妙なタイミングで二階堂担として爆誕した。

多分これからも(ジャニに限らず)続いていくであろうオタク人生の中でも最も重要なターニングポイントのひとつと言えるのが二階堂担になったことだけど、こんなふわっとした感じ。ふわっ?というより、じわじわ侵食されたというべきか。だからこそタチが悪い、しつこいくらいに好きという気持ちが消えないのかもしれないですね……。私の人生においてこの先二階堂くん以上に好きになれるアイドルが生まれるのかと思うほど。我ながら気持ち悪いオタク。

自覚があるから許して!!!

 

二階堂くんを嫌いになった話

担降りしました。

ブームはとうに過ぎたかもしれないけれど、担降りブログというものを書きたくなった。ので書く。降りたのは昨年の春だから気持ちの整理はついてるけど、逆に言えば整理するのに1年以上かかったということでもあるので、まさに拗らせきったオタクとしか言いようがない!

拗らせている時点で察されるかもしれないけど、決して新しいタレを好きになったからとかいい思い出が十分できたからとかプラスな動機で降りた訳ではない。ぶっちゃけdisしかない(笑) 他のオタクから死ぬほど反感を買いそうだけど、特に名前を伏せる気はない。いぇ~い二階堂くんエゴサしてる~?ピースピ-スv(^_^v)くらいの気持ち。

ちなみに私は今でも一番好きな芸能人を挙げよと言われれば間違いなく二階堂くんと答える。今夏のツアー(Kis-My-Ft2 2016TOUR「I SCREAM」)も行った。超楽しかった!記事のタイトルは過激だけど、アンチではない。これは二階堂くんがなりたかったというヒールキャラになりきったつもり。そう、アンチではない、拗らせきったオタクである。

担降りを決めた日

降りたキッカケは実は色々あるけど、簡潔に言うと「UTAGE!」のカップル対決?の企画。不快過ぎてHDDからも記憶からも抹消したから企画のちゃんとした名前は覚えていないし、思い出す必要も無いかなと。

当時の番組の視聴者にとっては周知のことだと思うけど、二階堂くんは指原さんと以前から番組内で冷やかされていた。あの様子は、中高生が仲の良いまたは極端に悪い男女2人を冷やかすアレと全く同じ。「誰が得するんだ」「一般視聴者も番組のしょうもない内輪ノリを観て本当に面白いの?」「アイドルである二階堂くんのファンや指原さんのファンに良い印象を与えているわけでもないだろうに……このネタ要る???(⌒∇⌒)」と常々思っていた。けど、その頃はぎりぎり観ていられる精神状態だった。

そして、前述の企画で事案が発生した。二階堂くんが曲中、指原さんの肩を男らしい強引さと優しさで抱き寄せた。一気に近づく2人の距離、密着する身体---。

盛り上がるスタジオ(嘘、記憶にない)、炎上するネット、激昂するわたし。

私の住む地域では放送が遅れてたから、Twitterでうすらぼんやりと何が起こったかということ・オタクが荒れてるということだけは把握してた。でも、ぶっちゃけその情報だけで発狂してた。から、ある意味覚悟を決めた上で実際の映像を観たけど、それでも発狂した。

「バーカバーカ二階堂のバーカ」「むりだにかいどくんかわいくてかっこよい」「。゚(゚ ´▽`゚ )゚。←二階堂の使う顔文字が出てきただけでイラッとした」「でもやっぱ好きだわ」「声聴きたくない」……という感じで、番組視聴後のツイートは数時間おきにデレとdisの繰り返し(鍵垢だからログ貼れないけどマジ)。情緒不安定のきわみ。気持ちが落ち着いた今でもログを見返すと笑えるくらい情緒不安定!

しかもそんな状態が2か月は継続した。今ではその時の精神状態が思い出せないくらい、苦しんだ記憶だけある。

アルバム『KIS-MY-WORLD』は一応購入したけど、今まで毎回集めていた二階堂盤は購入しなかったし、念願だったにかせんのユニット曲もろくに聞かなかった。ツアーは申込まなかったし、レポも一切漁らなかった。端的に言ってめちゃくちゃに冷めていた。

一方で、キスマイと二階堂くんの全てを断ち切る勇気もなかった。出演するテレビ番組を一切視聴しなくなったくせに、録画をやめる勇気はなかった。映像にも写真にも沸けないくせに、グッズやCD/DVDを売ったり譲ったりする勇気もなかった。ラジオも聴かなくなった。(けど藤北回は聴いた。藤北は最高だぜ)

夏にアイドル育成ゲームにハマって気を紛らわせることができてからはアンチまがいの攻撃的な感情が口をついて出てくることはなくなったけど(ジャニオタでないリア友にも愚痴を言いまくっていた。申し訳ない)、ぶっちゃけ今年の春まで上記の状態だった。(だから『〜WORLD』のリリースから『I SCREAM』までキスマイとそのファンの動向を全く知らない)

だけど、何を思ったか今夏にツアーに行ったことでまた二階堂くんを好きでいられるようになった。それが今。ただそれまでの1年間、私はずっとモヤモヤと苦しみながら、その苦しみの原因を考えて続けた。拗らせた先に見えるものがあると信じて。

そして、この時期になってようやく答えが見つかった気がする。言葉にして整理できるようになったその答えを、ここに書き留めておきたい。

アイドルが偶像でなくなったとき

まず、私は間違いなくリア恋というやつではない。だから苦しさの正体は嫉妬ではない。そのシーンを視聴した当時から今まで、一度も指原さんを憎んだことはない。羨ましかったけど、その感情自体は美味しいものを食べているテレビタレントを羨ましく思うのと多分同じだった気がする(てきとう)。そもそも彼らとその番組に出る前から、彼女の所属するグループ群の中でも特に好きなメンバーだったし、今でもそう。

私の怒りの矛先が向いたのは、ここまで書いてきたことから分かるように二階堂くんだ。しかし実際その怒りはもやもやとしたもので、正直うまく言葉にはできなかった。それが余計に苦しかった。事務所の男性タレントの方々をたくさん見てきた中で、間違いなく彼が一番好きだったから。否定したい部分がある一方で、どうしても否定できない部分があった。だから、アンチにだけはなりたくなかった。なりそうだったけど。

じゃあ何が嫌で二階堂くんを憎みかけたのか。

今の私が思うに、二階堂くんがファンを女の子として見てくれなくなったように感じてしまったのがこたえたのだ。これはあくまで主観。本人の気持ちはわからないし、客観的に見たら何も昔から変わっていないのかもしれない。ただ私にはそう感じた。

勿論ファンには男性もいる。特に舞祭組を結成してからは増えたと思うし、本人たちもそれを意識していたと思う。でも、未だに大部分は女の子のファンだし。冠番組で毎週のように女優さんとイチャイチャする映像見せられても、ファン全員の嫉妬する心がゼロになったわけではないし。そういうところをアイドルには忘れてしまわないでほしいという我儘を私はもってる。

じゃあそんな事抜かすテメェも結局リア恋じゃねーかという話になりそうだけど、それは違う。重ね重ね述べているけど、私は拗らせたキモオタ。いやほんとにキモい。ぶっちゃけ私自身はジャニタレと女性の絡みに萌えるタイプだし。ドラマでもバラエティーでも。その証拠に、問題の企画でも練習している2人のVTRには普通に興奮したという事実がある(笑) また、「アイドルらしくして欲しい」と思ってはいるけど、アイドルだって人間だから恋愛したっていいと思っているし、熱愛報道が出てもタレを嫌いにはならないと思う。

ただ、私は「世の多くの女の子達を恋に落としてしまうくらいの存在である男性アイドルという職業を、努力して務め上げている彼ら」が好き。これは降りる前から自覚があった。男性としても彼らはもちろん魅力的だが、私が好きなのは"アイドル"の彼ら。ファンのことを心の中ではどう思ってくれてていいし、裏で口に出してくれてもいい。でも、あくまで彼らを男性として見ているファンがたくさんいることを忘れないでほしい。世の多くの女の子たちが夢見る、現代の王子様であるという自覚を、ずっと持ち続けて欲しい。それだけは譲ることが出来なかった。

二階堂くんはその前に同じ番組で、女性歌手の方々に囲まれてダンスをしたことがある。そのときは素っ気ない態度と無表情を貫いていた。それを観た私は「二階堂くんは女性ファンのこと考えててちゃんと"アイドル"してる!」と期待値を上げてしまった。振り返ると、二階堂くんの株を上げたかに見えたこの一件は、寧ろ担降りへの気持ちを加速させた出来事だったのかなと思う。期待されて突き落とされたような心地。一時の夢を見せてくれたことは事実なので、責めるつもりは毛頭ないけど。

「結局私が勝手に期待してただけで、もう二階堂くんはファンを無性別の存在としての“ファンの子”としてしか見てない、ファンの女の子ひとりひとりが持つ気持ちよりも番組を盛り上げる方を取っちゃったんだ」と、そう思った時に多分私は二階堂くんに求めていたアイドル像を見い出せなくなってしまったのである。芸能界のことには明るくないから、あれが二階堂くんが自主的にやったことなのか、台本なのか、事務所がどこまで許してるのか、等々全く分からないことだらけだけど、彼自身が表舞台に出ている以上私は二階堂くんに怒りをぶつける他なかった。だから担降りに繋がった。本当はまだ、他のメンバーのようにファンの子を女の子扱いしてほしかったなってちょっぴり思ってるけど人間日々進化だしね、ついていけなかった私が単に担当の辞め時だったんだね。仕方ない。最近はそう思うようにしている。

担降りの先に 

考え続けてこの結論に達したとき、思わぬ気持ちの変化があった。二階堂くんを見ることが楽になったという変化が。担降りでは気持ち全く楽にならなかったが、気持ちが冷めた原因を見つめ直して、言葉にして説明をつけて自分を納得させたことで「でも、二階堂くんのそういうところ以外は結局好きじゃん」という気持ちが素直に生まれたからかもしれない。

結局1年苦しんでも、トラウマを植え付けられても、二階堂くんが好きという想いは変わらなかった。パフォーマンス、ビジュアル、キャラクター……アイドル・二階堂くんを構成しているすべて、例え悪いところがあると感じてもそんなところも引っ括めて、未だに二階堂くんが私の人生で一番素敵なアイドルだと大きな声で言いたい。

今では降りた以上「二階堂担」を名乗ってはいないけど、担降り宣言前と大して変わらず二階堂くんに沸いている。楽しい。前ほど熱心ではないけど。だから最近は「担当ってそもそもなんだ?私が担降りを宣言した意味はあったのか?」と考え始めた。このことでもうひと記事書けそう。

 

というわけで、好戦的なタイトルの癖にグダグダなこの記事を包括すると「喧嘩したけど、仲直りして、一層愛が深まりました♡」という惚気話と大差ない。これが現実のカップルだったら「知るかクソ○ね」って私でも思うけど、ファンサなぞ畏れ多くて望めない、年に1度程度生で観られるだけで有難い、こっそり双眼鏡を使って追わせて頂きます、というスタンスのひっそり拗らせキモオタなのでどうか許して欲しいです!うそ、ファンサを欲しがった過去はある。干されたから許して!!!!!!

 

オマケ: ちなみに心を癒してくれたアイドル育成ゲームは『あんさんぶる☆スターズ!』です。

あんスタはいいぞ。

 

ジャニオタのブログ

はてなブログがジャニオタ界隈を賑わせるようになってから幾年かが過ぎた。ブームは収まってるのかしら?わからない。中学時代から始めたクソ痛ジャニオタブログを3度ほど転々とした後にTwitterに完全移行し、楽しい(時に面倒臭い)ヲタ垢ライフを送っていた私だけど、こんな謎のタイミングで今更ながら久々にブログを始めてみました。

動機はひとつ、「ジャニーズのことが書きたい」

しかし実は、表向きは一応ヲタ卒したことになっている身分。担降りもした。一時は多数のオタクと繋がっていたヲタ垢も消し、今では名も無い人脈も無いパンピ(笑)です。

にも関わらず、今でもジャニーズを応援しています。特にKis-My-Ft2の皆さんを。そして応援するにとどまらず、彼ら自身や自分含むオタクの心理を考察したり。そのあたり、卒業宣言など無意味に等しいのではないかと思い始めているこの頃。ジャニに限らずとも根がオタクなんだよな〜!!!!知ってた!生まれ持った悲しい性である。

 

というわけで、そんな考察まがいのなにかを文字にして記録して置きたいという気持ちになった。ここでは名も無いいちクソオタクに戻ってつらつら好きなことを書いていこうと思います

 

プロフの画像は何も見ずに描いたニカメロンです。よろしくお願いします。